日経平均“5万円”突破で我が家の資産はどうなった?
双子の大学生を抱える家庭が感じた「安心」と「不安」のリアル

2025年10月27日。日経平均が史上初の5万円台に乗ったニュースを見たとき、正直、自分の目を疑いました。
リーマンショック前から投資を続け、7,000円割れも経験してきた身として、まさか生きているうちに「5万円台」という数字を見る日が来るとは思ってもいませんでした。
そして株高の流れに乗り、我が家の株式資産は10月末に42,843,836円、11月末には45,335,645円まで増加。人生で一番お金がある状態です。
とはいえ、現在は双子の大学生がいる、人生で最も教育費がかかる時期。資産が増えた安心感と、いつ暴落が来てもおかしくない不安。その両方を抱えながら、家計と資産形成をどう両立させているのか書いてみたいと思います。
日経平均が「5万円」。長期投資家としての感慨
7,000円割れを見た身としての「感動」
私が投資を始めたのはリーマンショック前。そこから何度も下落相場を経験し、とくに日経平均が7,000円を割り込んだときは「日本株はもうダメなのか…」と心が折れかけたことを覚えています。
そんな時代を知っているからこそ、5万円台というのは、単なる数字以上の重みがあります。
市場は想像以上に強く、そして長い時間を味方につければ、資産は着実に育ってくれる──。そんな実感を持てる瞬間でした。
10月末〜11月末で約250万円増加

株高の恩恵は資産にも現れています。
・10月末:42,843,836円
・11月末:45,335,645円
1ヶ月で約250万円増加。自分でも驚くほどのスピードで資産が伸びました。
双子の大学生を抱える家庭のリアルな教育費
年間300万円超。避けられない“確定支出”
いま、我が家には大学生の双子がおります。
学費だけで年間280万円。定期代や教科書代を含めると、300万円超になります。
人生の中でもっとも家計の負担が重い時期。どんなに株が上がっても、この支出は絶対に避けられません。
株高は追い風か、それともフラグか?安心と不安が同時に訪れた
株を売れば教育費はなんとかなる“安心感”
資産が増えている今なら、もし現金が足りなくなっても株を売れば対応できます。
これは正直、大きな安心感につながっています。
教育費の支払いは待ったなし。“最悪のときは売る”という選択肢があるのは本当に心強いです。
でも、暴落の気配はいつでもある
しかし株価は永遠に上がり続けるわけではありません。
「このまま5万円台を維持できるのか?」「大きな調整が来るのでは…?」
そうした不安が常に頭のどこかにあります。
株を売った方がいいのか、売らずに育て続けるべきか──揺れ続ける時期でもあります。
売却すべきか悩んだ結果、気づいたこと
学費は「確定支出」。だから安全資金で持つべき
暴落が来たときに、教育費のために“泣く泣く安値で売る”のは一番避けたいこと。これは長期投資家が必ずぶつかる壁です。
だからこそ、学費1〜2年分は現金で確保しておき、残りは長期で育てる。
このバランスこそ現実的だと感じています。
売るのは必要最低限。木を切らずに守りたい
株式は“金のなる木”。むやみに切ってしまっては、将来の果実が減ってしまいます。
だから私の方針は、必要なところだけ枝を整え、木そのものは切らないというもの。
このスタンスが、自分にとっていちばん無理のない形だと思っています。
配当+ボーナスで学費をカバーできる強み
年間のキャッシュフローは以下の通りです。
・配当金:140万円
・ボーナス:140万円
合計280万円で、学費の大部分を賄えています。
株を売らずに済む期間が増えるだけで、長期の複利効果は大きく変わってきます。

今後の方針:教育費と資産形成を両立するために
学費1〜2年分は現金でキープ
これは家計を安定させるための“最低ライン”。暴落が来ても、資産を売らずに乗り越える防波堤になります。
株式資産は長期のまま育てる
配当が増えれば学費負担も将来的に軽くなります。株価の上下はありますが、“長期で見れば育つ木”であることは、ここ15年で強く実感してきました。
まとめ|株高と家計負担のピークが重なると、見える景色が変わる
日経平均が5万円台に到達した2025年秋。長期投資家としては感慨深い瞬間でしたが、同時に我が家は教育費のピークという複雑な時期でもあります。
安心と不安が同時に押し寄せる中で、私がたどり着いた答えはひとつ。
「確定支出は現金で守り、残りは長期で育てる」
このバランスこそ、家計と投資を両立させるための現実的な考え方だと感じています。
同じように「教育費が重いけれど、資産運用も続けたい」という方の参考になれば幸いです。


